【2026年申告】タイ個人所得税の控除項目

みなさまあけましておめでとうございます。

本年もタイの会計・税務の有益情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて2026年一発目のコラムはタイ個人所得税の控除項目です。

2025年の所得は2026年1月~3月末までに確定申告をする必要があります。

個人所得税の控除項目は毎年一部変更されますので、主に昨年からの変更点についてご説明します。

(※クリックで拡大)

 

タイ国内旅行控除

2024年分の控除額が15,000THBだったのに対し、2025年は控除額が30,000THBに増額されています。

対象となる旅行期間や諸条件は毎年異なりますので、2026年の控除については歳入局からの発表を注視していく必要があります。

 

芸術品購入費用

2025年に追加された控除項目です。

  • 2025年1月1日~2027年12月31日に購入の芸術品
  • 「National Artist」「Silapatorn Artist」「OCAC(Office of Contemporary Art and Culture)に登録されたArtist」による芸術品が対象
  • 購入した芸術品の詳細が記載された領収書及びTax Invoiceが必要

 

Super Saving Fund(SSF)控除の廃止

2020年から導入されていたSuper Saving Fund(通称SSF)が個人所得税の控除項目から外れました。

SSFは最低保有年数10年、控除額は最大200,000THB(ただし年間所得の30%)という制度でした。

 

Thai ESGとThai ESGX

サステナブル投資(ESG)を目的としたThai ESG控除は昨年もありましたが、2025年はその特別枠であるThai ESGXが控除項目に加わりました。

Thai ESGXは旧来の税制優遇ファンドLTF(Long Term Equity Fund)の保有者が一定条件でThai ESGXに切り替えができるというもので、切り替え分については2025年の個人所得から最大300,000THB控除できます。

またLTFからの切り替え以外でも、新規投資枠として最大300,000THB(所得の30%以内)が控除できます。

 

 

その他、個人確定申告関係については、下記記事をご参照ください。

基礎知識について▶『タイでの個人所得税の基礎知識

税率について▶『タイ税金のすべて~ビジネスを行う際に知っておくべき税金~

課税対象所得について▶『タイの個人所得税~対象となる所得~