- 2025年1月13日
タイの貸倒損失の損金算入要件
日系企業には見られない文化ですが、タイでは支払い期限を先延ばしすることが経理スタッフの評価につながったり、請求書を送っただけでは支払いをしてもらえないことなどがあります。商慣習の違いによる洗礼を受けることも多く、売掛金の債権回収が見込めないなど不良債権の貸し倒れに関する相談を受けることがあります。 そこで今日はタイにおける貸倒損失の損金算入要件について解説していきます。 貸倒損失を損金算入するため […]
日系企業には見られない文化ですが、タイでは支払い期限を先延ばしすることが経理スタッフの評価につながったり、請求書を送っただけでは支払いをしてもらえないことなどがあります。商慣習の違いによる洗礼を受けることも多く、売掛金の債権回収が見込めないなど不良債権の貸し倒れに関する相談を受けることがあります。 そこで今日はタイにおける貸倒損失の損金算入要件について解説していきます。 貸倒損失を損金算入するため […]
タイの企業の多くが12月決算ですが、12月決算の会社は6月末で半期決算を迎え、8月末までに法人税の中間申告(P.N.D.51)が必要です。 法人税の免税恩典を持っている法人や駐在員事務所など、実際に法人税の支払いが発生しない企業であっても申告義務があります。 今回は還付申請を行った際や定期税務調査でも指摘や確認が入りやすい法人税の中間申告に関するポイントについて解説していきます。 法 […]
日本では決算月を3月末に設定する企業が多い一方、タイでは12月末に設定する企業が多いです。決算後はタイの公認会計士による法定監査、定時株主総会、商務省事業開発局、中央銀行および歳入局への決算申告を行います。 決算後から税務申告期限までの期間が150日間のタイは、2ヵ月の日本に比べればスケジュールに余裕があります。一方で、BOI(タイ投資委員会)認可を取得している企業の場合、BOIの恩典のひとつでも […]
タイで会社を経営する上で避けて通れないのが法人税の申告です。 タイでは毎年中間申告と確定申告を行なう必要がありますが、申告書は全てタイ語で申告する必要があります。 フォーマットがタイ語であるため「申告前に内容を経理担当スタッフから聞き取るだけで申告書自体はチェックしていない」という方も多くいらっしゃいます。 しかし、自分で理解したと思っていた申告内容と実際の申告内容の間に差異があった場合、「後で気 […]
タイに新しく赴任されてきた方や、タイの税務の概要について知りたい方向けに、主な税務申告書の内容や申告期限等、最低限押さえておくべきポイントについて解説します。 目次 用語の簡単解説 各申告書の申告・納税期限 各申告書の概要と主な税率 罰則規定 還付請求と税務調査 用語の簡単解説 WHT/P.N.D. (ภ.ง.ด.) WHT(Withholding Tax)は源泉徴収税のことで、P.N.D.(ポー […]
「赤字なのに法人税の支払いが発生した!」 「繰越欠損金が実際に使った額より異常に少ない!」 「損益計算書に「損金不算入経費」という日本では目にしない勘定科目がある!」 というご相談をお受けすることがあります。日本でも損金不算入という概念はありますが、タイのように月次の会計処理において細かく計上を分けるケースは少なく、決算時に法人税申告書上で調整することが一般的です。 しかしタイの会計 […]
皆様こんにちは。JGAの坂田です。 タイで法人を設立した場合、株式会社はもちろんですが、売上の発生しない駐在員事務所であっても法人税申告書の提出が義務づけられています。タイの事業運営における法人税申告手続きがどのように行われるか解説していきます。 法人税申告書 法人税の申告・納税の対象者はタイの法令や外国の法令に基づいて設立された法人でタイ国内において事業を営む者です。法人税中間申告 […]
皆様こんにちは。JGAの坂田です。 タイで事業運営を行なっている企業はいつ、どういった税金を申告する必要があるのか、どういった種類の税金なのかという質問を多く頂きます。 今回は月次・年次に分けて、どういった種目の税金や申告書をいつ提出する必要があるかを解説していきます。 所得税関連の申告書はPhor. Ngor. Dor.(ポーゴードー)と呼ばれ、タイ語で所得税を意味す […]